「野川の湧水・流量」の調査について 安達榮一
野川は、国分寺崖線から出た湧水の川で、三鷹・小金井地区では、都立武蔵野公園・野川公園の中を流れ、附近には武蔵野の森公園、国際基督教大学、国立天文台などの大きな緑があり、生きものにとってよい自然環境を維持している。一市民として、野川の湧水・流量について持った疑問を調査し、結果を簡潔にまとめて報告している。特に①年間の季節変動、②長期推移に関心を持って調査をしている。私は、野川流域連絡会の都民委員を10年以上務めており、その活動の中で得た知見が、本調査の基礎になっている。報告は、本HP(https://okinatokyo.sakura.ne.jp/index.html)上にPDFで掲載してる。
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野川の流量の長期推移の検討を三鷹市環境保全のあらましデータに基づき行った。(2019年10月13日)
三鷹市の「環境保全のあらまし」に掲載されている野川流量測定(年四回)の長期間のデータに基づき、野川の流量の長期推移を検討した。
④ ●野川の流量の長期推移の検討三鷹市環境保全のあらましデーターに基づく 2019年10月30日
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自然観察園の湧水量の観察の進捗状況について 平成22年2月10日
野川公園ボランティアをしていた時に、実施した調査である。
③ ●自然観察園の湧水量観察の進捗状況について 2010年2月10日
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三鷹地区に於ける湧水調査(2019年3月22日)
七年間の野川の湧水と流量調査の結果を、次の二つの報告にまとめました。
① ●野川の湧水調査(三鷹地区) 2019年8月22日
② ●野川の湧水水温調査(三鷹地区主要4ヶ所) 2018年3月25日
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三鷹地区における野川の流量の年間変化
三鷹地区の3箇所(富士見大橋下流、飛橋上流、大沢橋下流)において、平成22年1月から、月1回測定を行ない、
野川の流量の年間変化を調査した。測定は、浮子測法(浮子を流して流速を測る簡便な方法)で行なている。
測定の方法は、 川幅を3等分(富士見大橋、大沢橋)又は5等分(飛橋)し、各部分の水深と浮子の流れる速度を測り、
全体の流速を求める。浮子の流れる速度は、3回の測定の平均値を用いた。浮子の流れる距離は、水量により1m、2m
又は3mを採用した。川の流れに直交した平行な2本のタコ糸を張って、その間隔を1m、2m又は3mとした。
浮子には、割り箸を約5mm長さに切断し、使用した。
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三鷹地区における野川に注ぐ湧水量の年間変化 (平成28年5月)
三鷹地区で、野川に注いでいる吐出溝など4ヶ所の湧水量を、平成22年1月より、月1回測定を行ない、
その年間変化を調査ている。測定は、場所により主に①浮子測法(浮子を流して流速を測る簡便な方法)、
流量が少ないところは②計量容器による方法のどちらかで行ている。
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1 三鷹地区における野川の流量の年間変化について
報告 平成27年7月1日 安達 榮一
三鷹地区の3箇所(富士見大橋下流、飛橋上流、大沢橋下流)において、平成22年1月から、月1回測定を行ない、野川の流量の年間変化を調査した。測定は、浮子測法(浮子を流して流速を測る簡便な方法)で行なった。
1 測定の方法
2 測定の結果
3 考察
流速の測定には、簡便な浮子測法を採用しているため、測定精度は高くない。それでも、毎月同じ測定方法を用いているので、流量の変化の様子は、読み取れることがわかった。別途報告する予定である野川に注ぐ湧水量の測定でも、よく似た年間変化を示すことが確認できている。
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2 三鷹地区における野川に注ぐ湧水量の年間変化について
(要旨)
三鷹地区で、野川に注いでいる吐出溝4ヶ所の湧水量を、平成22年1月より、月1回測定を行ない、その年間変化を調査した。測定は、場所により①計量容器による方法、又は②浮子測法(浮子を流して流速を測る簡便な方法)のどちらかで行なった。
3ヶ所(柳橋下流ほたる川、くぬぎ橋下流わき水広場、飛橋上流水車小屋向い、) は、浮子測法を用い、1ヶ所(榛澤橋―野水橋間)は計量容器による方法を用いた。木の葉の浮子の流れる速度を測り、流速を求めた。浮子の流れる速度は、位置を変えた10回の測定の平均値を用いた。浮子の流れる距離は1m又は0.5mを採用した。
3 考察
野川の月別流量の測定でも、よく似た年間変化を示すことが確認できている。
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1 野川の湧水量の年間変化
三鷹地区における野川に注ぐ湧水量の年間変化について
報告 平成25年1月18日 安達 榮一
(要旨)
三鷹地区で、野川に注いでいる吐出溝9箇所の湧水量を、月1回測定を行ない、その年間変化を調査した。測定は、場所により①計量容器による方法、又は②浮子測法(浮子を流して流速を測る簡便な方法)のどちらかで行なった。3年間の調査では、合計の湧水量は、2月から5月の間に最低値を、7月から11月の間に最高値を示した。
写真1 測定の仕掛け:平行な2本のタコ糸を張ってある。
1 測定の方法
4ヶ所(くぬぎ橋上流、かしのき橋すぐ下流、泉橋
2 測定の結果
3 考察
別途報告する野川の月別流量の測定でも、よく似た年間変化を示すことが確認できている。
2 三鷹地区における野川の流量の年間変化について
報告 平成25年1月18日 安達 榮一
(要旨)
三鷹地区の2箇所(富士見大橋下流、大沢橋下流)において、月1回測定を行ない、野川の流量の年間変化を調査した。測定は、浮子測法(浮子を流して流速を測る簡便な方法)で行なった。4年間の調査では、流量は、2月から5月の間に最低値を、6月から11月の間に最高値を示した。
1 測定の方法
川幅を3等分し、各部分の水深と浮子の流れる速度を測り、全体の流速を求めた。浮子の流れる速度は、3回の測定の平均値を用いた。浮子の流れる距離は、2m(大沢橋)又は3m(富士見大橋)を採用した。川の流れに直交した平行な2本のタコ糸を張って、その間隔を2m又は3mとした。浮子には、割り箸を5mm
ほどの長さに切断し、使用した。
写真1 測定の仕掛け:平行な2本のタコ糸を張ってある。
2 測定の結果
3 考察
流速の測定には、簡便な浮子測法を採用しているため、測定精度は、今後改善の余地が多い。それでも、毎月同じ測定方法を用いているので、流量の変化の様子は、読み取れることがわかった。別途報告する予定である野川に注ぐ湧水量の測定でも、よく似た年間変化を示すことが確認できている。
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